「自分の心を表す光景を探し、心で風景を捉える」という独特のスタンスで撮影を続ける 風景写真家 / 城郭写真家 五島健司(Goshima Kenji)氏。
五島氏は写真雑誌「アサヒカメラ」で表紙/グラビアともに10回以上の掲載実績のあるプロ写真家です。
この度、Beautiful Photo Japanのプロジェクト理念に賛同頂き、マンスリーセレクトを担当して頂くことになりました。
[Story]
1960年福島県生まれ。14~15歳より独り旅に憧れ、自転車で東日本各地を走り回る。
その旅の中で多くの美しい風景と出会ったことが、風景写真家になるベースとなる。
20歳の時にある一枚の絵に出会い、衝撃を受け「自分も心の中にある何かを表現したい」という強い思いが湧いてくる。
「写真」なら自分の思いを表現することができると考え、カメラを手にする。
独学で本格的に写真に取り組み始め、自然を叙情的にとらえて発表している。
「冬の日本海」「妖艶な桜」「墓守桜」「ドラマチックな城郭」「郷愁」など数々のテーマで多数作品を発表。
現在では年間200日以上をキャンピングカーで寝泊まりしながら日本全国の自然風景や歴史的文化財などを撮影し旅を続け、企業カレンダー、コマーシャル、雑誌等に作品を数多く提供している。
[活動略歴(個展&出版など)]
1989 個展「雪花風色」銀座コダックフォトサロン
1992 個展「雪月花」銀座ニコンサロン
1995 個展「四季風韻」 新宿ペンタックスフォーラム
2001 個展「櫻酔い」 新宿ペンタックスフォーラム
2001 写真集「櫻酔いーHANAYOI」
2011 New York フォトフェスティバル「記憶の桜」出展
2016 お城EXPO IN パシフィコ横浜 お城フォトコンテスト審査員(以降3年間)
2018 「城郭写真家 五島健司の世界」山口市ギャラリーダイイチ
2018 DISCOVER THE ONE JAPANESE ART 2018 in Paris 出展
2019 個展「中国地方の絶景と流浪 冬の日本海」(塩谷定好写真記念館)
2019 五島健司公式ホームページ開設
[雑誌]
1996年〜現在 「アサヒカメラ」表紙・グラビアともに10回以上の掲載
五島さんからのメッセージ
みなさん、こんにちは。風景写真家の五島健司です。
風景写真の世界で40年ほどお世話になり、何か恩返ししたいと思い、Beautiful Photo JapanのMonthly Selectorを担当することになりました。20代初めに写真(カメラ)に出会い、多くの経験、友人との出会い、感動があり、現在でも写真に対する情熱は高まるばかりです。この度、若いフォトグラファーたちとの素晴らしい出会いがあり、新しいプロジェクトを立ち上げることになりました。
Instagramは強すぎる彩度や合成などの話題が多いですが、現在はデジタルカメラやレタッチソフトの出現により世の中が変化している時なので、時間の経過の中でそれぞれの区分で写真が評価されるようになれば良いと思っております。
私は彩度などのことよりも、純粋に皆様の素晴らしい写真・行動力・発想力・努力に感動しています。ただただ凄いなぁ~と。出会ってみると写真を始めて数年とは思えないほどクオリティの高い人も多くてビックリしています。
もっとフォトグラファーの想い、情熱にスポットライトが当たれば良いなと思います。そして微力ながらそのお手伝いができればと。
レタッチ技術などは若い皆様の足元にも及びませんが「心を投入して写真を撮るということ」「テーマの見つけ方」「経験談」など、私がお伝えできることは積極的に情報発信していきたいと思います。
写真を通して皆様と楽しく交流ができればと思いますので、何卒宜しくお願い致します。